人の幸せを嘲り、不幸話に安堵する。

ただついていたテレビをなにげなく見ていたとき。

一般人が取材を受けている番組が流れていた。

インタビューを受けていた若いカップル、カメラに向けて結婚が決まったと喜びの報告をしている。

その幸せオーラ―に満ちた二人をみていると無性にイライラしてきた。

嫉妬や妬みではなく、馬鹿みたいと思ってしまった。

浮かれちゃってテレビでべらべらしゃべって馬鹿みたいだなと。

いたたまれず番組を変える。

ザッピングして目にとまった番組は、コロナにより職を失い、食べるにも困っているというシングルマザー。

現在進行形のリアル。とてつもない真実。

なぜだかその内容に安堵した。人の不幸にほっとした。

幸せは幻想にすぎず、不幸こそが現実だと感じてしまう。

自分より不幸な人間、大変な今を生きている人がいるということに少し安堵する。

この人たちに比べれば自分はまだマシな方なんだと思うことにほっとする。

だから自分はまだまだ大丈夫、まだ頑張れると自分を奮い立たせることができる。

自分はまだ幸せな方だ、下には下がいると自分を励ます。

世の中には幸せばかりではなく、大変なことばかりだという現実に納得する。

今の私はどれだけ心がすさんでいるのだろうか。

この先、他人の幸せを心から喜べることができるようになるのだろうか。

全く想像できない。

時たま襲ってくるこの心の闇。どすぐろい思考。

自分でもよくわからない暗闇に今は落ちている。

★☆Ranking☆★
にほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ
★☆Ranking☆★
にほんブログ村 主婦日記ブログ 40代主婦へ
雑記
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク