夕方スーパーに買い物に行き、帰宅すると子供に「カーディガン裏じゃない?」と指摘された。
あ、ホントだ。と思いながら、家を出たときからの行動を思い起こす。
半袖で充分な気候だが、スーパーはなにかと寒い。鮮魚コーナーのあたりは耐えきれない寒さとなるため、カーディガンを持参していった。
スーパーに到着すると降りる前に車の中でカーディガンを着てから入店。
家には食材がほぼなかったため、入り口からぐるっと時間をかけて、食材探しにウロウロ。
結構長い時間スーパーにいたと思う。誰かにジロジロみられたわけでもないが、例え誰かが気づいたとしても教えてくれなかっただけなのかもしれない。
もし私がそういう誰かをみつけたとしたら、言うかどうかは場合による。周りに人もいなくて、言えそうなタイミングだったり、物腰やわらかそうで感謝してくれそうな人なら指摘してあげる。
それが、怖そうなおじさまだったり、ツンケンしたプライドの高そうおば様だったらいわない。
今のご時世親切心で言ったことが仇になることもあるし。
だからこそ、誰かがに指摘されなくても納得だし、むしろよかったと思っている。買い物が終われば車で帰るだけだし。
もしも途中で指摘されたとしたら、感謝はしても恥ずかしさが勝って、ささっと買い物を済ませて帰るだろう。目的のものも買わずに帰ってしまったかもしれない。
家に帰って気づいてよかった。子供に指摘されても恥ずかしさはみじんもなく、中途半端に店内で気がつかなくて本当よかったわ、ははは―と笑って終わった。
しかし、子供は冷めた目で苦笑い。おばさんになると恥じらいもなくなるんだと思ったにちがいない。