スーパーで買ったキャベツを半分に切ったら立派なイモムシが出てきた。
そんな話を友人に伝えると彼女からは「スーパーにクレーム言った?」と問われた。
え?クレーム?
私はそんな考えは毛頭ない。イモムシがついているのは新鮮な証拠。農薬が強かったり、状態が悪いものはイモムシですら食べないはず。
しかも表面についているのならともかく、奥底に潜んでいたら誰にもわからない。イモムシを取り除けばいいだけのことだ。洗えば十分食べられる。
「クレーム言うほどのこと?」と彼女に問うと、だってレストランで出てきた料理に虫が入っていたらクレームいうでしょ。それと一緒だよ、と諭された。
いいや違う。それとこれとは全く違う。
私なら絶対文句言うけど…と譲らない彼女。クレームを入れない私の方が稀だと思うという。
まあいろんな考えの人がいるからなーと思いながら、残ったキャベツで夕食の準備を始めると、そのキャベツは傷みが激しい。
イモムシの通った道筋だろうとも思われる部分が変色し、それが広範囲に広がっていたため、大部分を捨てる羽目になった。
丸ごと買ったキャベツの多くの部分を捨てた。こうなってくるとクレームを言ってもいいレベルなのかもしれない。交換してもらえたかもしれない。
だが、半日以上経過した変色、傷みを全てイモムシのせいにするのもちょっと無理があるだろう。