在宅ワークを始めて十年以上。
新型コロナウイルスの影響で臨時休校となり、多くの人たちが働き方をどうするか困難に陥っている中、動じることなく変わらず仕事ができる状況に有難さを実感している。
いつでも子どものそばにいられることはまさに在宅ワークの醍醐味。
しかし、最近思うこと。
家にいるとあれこれと子どもの世話を焼きすぎてしまう。
食事の準備から後片付け、着替えの準備やお風呂の後のドライヤー、宿題の有無や提出物の確認…。
もう一人でも十分に放っておける年頃なのに、あれこれなんでも先回りしてやってしまう。
結局、その方が早いし、私自身の時間が保たれて早く仕事にも取り掛かることができる。
子どもの為というよりは、自分のためにやってきてしまったのも事実。
そんななか、我が子より年下の近所の子たちの話を聞き、はたと気づいた。
この休校中、その子たちのママが仕事の時は自分たちでお昼ご飯を用意しているという。
ガスコンロは使用禁止だが、トースターでウインナーや目玉焼き、パンを焼いたりして食べているそうだ。
さらに別の兄弟は高学年の兄が卵焼きをつくってくれたと嬉しそうに話していた。
いずれも小学校前は保育園に通っていた子どもだち。
小さなうちから共働きの世帯の子どもは、両親の忙しさをみて、自分でやるべきことを自覚していくのだろう。
少しでも母親のためになるようにという優しさも育つのだろうか。
子どもたちだけで留守番させることで自立心が養われている、そう実感させられた。
いつでも子どものそばにいられることは良いコトなのかもしれないが、いつのまにか世話を焼きすぎて、我が子の自立心を妨げていたような気がした。
気が付かないうちにかなり過保護な親になっていたのかもしれない。