先日、子供の学校から次年度PTA役員決定を知らせる手紙が届いた。
連ねられた名前の中に知り合いママの名前を見つけた。
このママ、確か連続で役員をやっている。しかもずっと主管メンバー。
またやるんだ。すごいなと率直に思った。
嫌がる人も多い中で、何年も連続して引き受けるのは相当なこと。
子ども一人につき最低一度は何かをやる、という義務もとっくにこなしているはず。
コロナ禍で学校運営もままならないなかで、PTA活動や役員決めは困難だったと聞く。
そんななかで続投して引き受けてくれる方々には本当に感謝しかない。
私自身PTA役員をやった経験から心底そう感じる。
しかし、そう思わない人も多いと感じたのは、スーパーでばったりあったママの発言。
「あの人、またPTAやるんだね。よくやるよね。みんな言ってるよ。」
ほかにも別のママから、「毎度毎度同じ人が残って大丈夫なのかね。何かあるんじゃないの?」など毒気を含んだ内容のラインが届いた。
彼女たちの気持ちはわからなくもない。やる義務を果たした人がさらに役員続ける理由はなにか。そこに興味はある。
やる人がいないから。やり残したことがあるから。PTA変革を考えているから。得があるから。ただ好きだから…?
なかなか決まらずに周囲から頼まれて断れない場合もあるだろう。
理由はともあれ、やっていけないことはない。ありがたいと思うべきだ。
この人たちはやらない人を目ざとく見つけて批判をする。逆にこうして何度もやる人に対しても嫌味をいう。
いいコトも悪いコトも人よりも目立つことをすると嫌味を言われてしまう現実。
その外野の批判的な反応も、多くの人がPTAを毛嫌いする一因ではなかろうか。