子ども同士のトラブル 親がどこまで介入するか

普段は穏やかなのに子供のことになるととても感情的になるママ友がいる。

子ども同士のちょっとしたトラブルでもすぐに親が介入し大ごとになってしまう。

私からみれば、なんだそんなこと、と思うことでも彼女にとっては許されない出来事らしい。

何かと自分の子は被害者だという意識が強く、加害者とする相手に謝罪を求める。

素直に謝罪をしてくる親もいれば、なぜうちの子が悪いのかと激情して怒鳴り込んでくる親もいるという。

過去には学校にも介入してもらうこともあったほど。

最初はなぜそんなにもトラブルに巻き込まれるのだろうと不思議に思っていたが、そうではなく、彼女が種をまいているのだと気がついた。

子どものことになると冷静でいられなくなる彼女。

そんな母親をみて、何かあれば母親が文句を言ってくれると子どもたちも思っているらしい。

幼児のときや小学校低学年ならともかく、それ以上になれば親が口をはさむことでよりややこしくなる。

親は助言だけにとどめ、できるなら子供同士て解決に導いてやることも大切だと私は思っている。

普段の彼女はとても知的で穏やか。そしてやさしい。

私の悩みとはいえないちょっとした愚痴にも耳を傾けて丁寧にアドバイスをくれる。

それなのに子どものことになると豹変する彼女には正直驚いている。

幸いなことに我が子とトラブルになったことはない。なぜかといえばそれほど子供同士が仲が良いわけではないから。

知り合った幼児の頃はよく遊んでいたが、成長とともに自然と二人の距離は離れていった。

だからといって仲が悪いというわけでもなく、全く関わらないわけではない。

トラブルを招かないちょうどよい距離を保ってくれていることにほっとしている。