LINEだけのつながり。顔を覚えられていないことのさみしさ

子供のつながりで知り合った人がいる。

子供同士が同級生であったが、今まで特に関わりもなく、私自身、その子の名前と顔が一致しないまま数年。母親の顔はなんとなく知っていたが、その子の母親であるという認識はなかった。

今年になって子どもの習い事関係で関わりを持ち、LINEを交換した。

LINE交換した時は、その方は我が子のことは自分の子からよく聞いていたらしく、話題を振ってくれていろいろな話をした。

その後、ちょくちょくLINEでは話をするものの、実際会う機会がないまま数か月が経過。

ある日、学校行事で顔を合わせた時に目をそらされた。

ん?と思ったが多少の距離もあったため、こちらからも声をかけられないまま終わった。

その後何度か同じ場所にいる機会があったものの、あちらは完全に私を知らない人という態度ですれ違う。

雰囲気から察するに、私だとわかっているのに知らんぷり?というわけでもなさそうだ。

これは完全に私の顔を覚えていないなと感じた。

私の方はしっかり覚えているのに、覚えられていないことのさみしさ。

LINEでは結構フランクな雰囲気になっているのに。

それ以上の関係を求めている訳ではないのだけれど、なんだかなぁ。

子供同士が頻繁にかかわっている以上、挨拶ぐらいはしておきたいという気持ち。

しかし、あちらはさほど私のことを気にしていないということの表れだろう。

この先数年はおそらく続く子供同士の関係だけに、なんだか腑に落ちない。

LINEやメールがコミュニケーションの主流となった今の時代の独特の関係?

楽なのかもしれないが、なんだか空虚感が計り知れない。

今度会う機会があったとき、こちらから声をかけるべきか否かに迷う。

このままがいいのだろうか。