ママ友への失言「メガネをかけている子が同じにみえる」

近年、パソコンやスマホの普及で子供の近視も増えているそうだが、やはりその影響なのだろうか。

我が子が通う学校でもメガネの子が多いと感じる。

授業参観などでたまに学校に行くと、以前と比べてぐんとメガネ率が増えているのを感じる。

流行りなのだろうか、女の子はみな決まって、赤かピンクのフレームのメガネ。

そのせいか、私にはみな同じ顔にみえてしまう。

元々知っている子ならまだしも、知らない子は、皆一緒くたにみえてしまい、区別がつかない。

背丈が同じ、髪型も同じであればもう、双子?と思ってしまう。

そんな話を親しいママ友に話したことがある。

たしかその時はママ友もわかる、と同調してくれたような気がする。

しかし、その話をした数か月後、そのママ友の子がメガネになってしまったと聞いた。

その子はメガネが嫌で泣いてしまい、ずっと落ち込んでいるという。

そんな娘をみるたび、そのママ自身も娘が不憫で一緒に泣いてしまうのだとか。

我が子をメガネにしてしまったのは親のせいだと責任を感じてしまうという。

私は、ふとその数か月前の発言を思い出した。

「メガネの子はみんな同じにみえる」

悪気はなく、何気ない発言、しかし正直な気持ちであった。

けれどその時、もしママ友の子が既にメガネをかけていたら決して言わなかっただろう、とも思う。

自分の軽率な発言が落ち込むママ友にさらに追い打ちをかけていないだろうか。

自分の失言を心底後悔。

若い子の顔が皆同じようにみえてくる老化独特の現象、オバサンのほんの戯言と思ってどうか忘れて欲しい。