40代の後ろ姿。人のふり見て我がふり直せ

今の40代は本当に若い。

スタイルもよく、洋服にも気を遣い、年を重ねてもなお素敵で若々しい女性が増えたと思う。

髪の毛も明るい茶色に染めたり、毛先をカールさせたり、20代の若者と変わらぬファッションをする人もいる。

しかし、若いファッションやヘアスタイルをしたからといって必ずしも若くみえるわけではなく。

その20代と同じスタイルが逆に実年齢を際立たせてしまっているパターンも多い。

後ろ姿は20代、しかし振り向けば40代。それ以上に見えてしまう人もいる。

てっきり若者だと思っていたのに、振り向いたときのあの衝撃。

顔の衰えに反して若々しすぎる洋服や髪型が、ただの若作りしているオバサンにしてしまっている。

衝撃と同時に自分は大丈夫なのだろうかと心配になる。

自分では気づかないうちにそうなっているかもしれない。

今は髪の色は地毛をそのままの黒髪、定期的に白髪染めケアにも気を付けている。

洋服選びは、最近では40代向けの通販雑誌から買うことが多く、上質でシンプルなものを選ぶことが増えた。

少なくとも歳相応の洋服とヘアスタイルで若作りにはなっていないと思っている。

先日昼のテレビ番組のコーナーの中で、実年齢をあてるクイズをやっているのを観た。

3、4人の50代の女性の中に一人だけ60代がいるという。それが誰かを当てるクイズ。

しかし、私にはみんな変わらない年齢に見えた。

世間の年配女性よりは小綺麗にしている方々という印象しかない。

誰が60代かの正解が出てもたいして驚くことはなかった。

そのうちの一人は、今着ている服は娘と共有している、と自慢げに話す。

体のラインが出るミニのスカートのワンピース。

たしかにスタイルはいい。

けれどやはり若者が着てこそ輝く洋服もある。

若さに固執している私が言うのもなんだが、無理がある、痛々しいと思ってしまった。

年齢にあった洋服を着たほうが絶対に素敵だと感じた。

歳相応の服装。歳相応の化粧や髪型。歳相応の若々しさ。

歳相応って難しい。

自分を客観的にみることができないから難しい。

若者だと思っていたあの後ろ姿。振り向いた時のあの衝撃を教訓に。

人の振り見て我が振りを見直そう。