冬は乾燥がひどい。
手も顔も乾燥が絶えない。
普段、顔以外のケアには無頓着だが、あまりの乾燥のひどさと衰えに最近はハンドクリームを塗りこむようになった。
定番のニベアはずっと愛用していたが、この冬は少しお高めのハンドクリームも試してみた。
ニベアの5倍ほどするそのハンドクリームは、さらっとしたテクスチャーでべたつかず、肌にぐんぐん浸透していく。ニベアとは全く違う使いごごち。
私以外の家族はみな、その高価なハンドクリームを絶賛。
ニベアを使うことなく、その高価なハンドクリームを遠慮なく使っていく。
しかし私はなんだか物足りない。
すぐ馴染んでしまい、塗ったことがなかったような気がする。
あのニベアのベタベタ感が安心する。ベタベタしていないと塗った気がしない。
先日ドラッグストアに行った時、高齢の男性が店員に大声で尋ねていた。
「シミが消えるニベアはどこ?」
シミが消える??思わず近づき聞き耳を立ててしまった私。
店員さんは困った様子ながらもニベアがある場所を案内していた。
男性の話によると、どうやらテレビでそのような話題があったらしいのだ。
こんな安価なニベアでシミが消えれば儲けもの、と私は帰宅後にさっそくネット検索。
しかし、ニベアそのものには美白成分は含まれておらず、ニベアのみでシミが消えるというわけではないようだ。
・ニベアにビタミンCの粉を混ぜ込んで使用する
・ニベアパックで保湿力をアップ、肌のターンオーバーを促進させて肌改善
などが真相のようだった。
その男性、かなりお年を召しているようにみえたが、それでもシミを消したいと願っているのか…。
なんだかもう今さら…と思うのは失礼な話なのだろうか。
やはり美を願う気持ちは、男性・女性、そして年齢なども関係なく永遠なのだろう。