《本》色気は分娩台に置いてきました。

ヤマダモモコさん作。妊娠・出産・育児にまつわる話をシュールなイラストとともにコミカルに描いた育児日記。インスタグラムの投稿が多くの反響を呼び出版に至ったという本。

元々は本屋で見つけて立ち読みしていたところ、その面白さに惹かれ、後日ポチリとネットで購入した本。久々に本棚から取り出して読みなおしたがやっぱりくすりと笑みがとまらなかった。

何度見ても共感できて、笑えて、そして元気になる本。もう一度子育ても悪くない、とすら思えてしまう。

もう、内容全てが「あるある」。

私の場合は「そうそう、あった、あった」と懐かしさを覚える。

我が子はこの本に描かれている年齢からもうだいぶかけ離れているが、この本のように、自分自身の妊娠、出産、そして1歳になるまでの過程の中でこの本を手にしていたらどんなに元気をもらったことだろう。そしてこれでいいんだ、みんなこうなんだ、と勇気づけられたことだろう。初めての妊娠、出産、子育ては本当に不安で孤独だから。

シュールなイラストもさることながら、キャプションやハッシュタグには、何度ふきだしたことか。

ヤマダモモコさんのユニークなセンスにただただ羨望。

自虐的に描かれてはいるが、でもそれを上回るユニークさとポジティブ精神、そしてお子さんへの愛情がひしひしと伝わる心あたたまる本。

今妊娠中の方、そしてこれから子育てを頑張るママさんたちに励ましと元気を与えてくれるはず。ぜひ手に取って欲しいと思った一冊。