《ドラマ》俺の話は長い

生田斗真主演のドラマ。

実家で母親と暮らすニートでとんでもないヘリクツ男と彼を囲む家族のものがたり。

大学卒業後に起業したコーヒー店を9か月で閉店させてしまってからはずっと無職の岸辺満(生田斗真)。再開はもうしないと言いつつも、以前コーヒー店で使用していたコーヒー関連の品物が捨てられないでいる。

ある時、満の姉の家の改装のため、3か月の間、実家で姉家族が同居することになる。

岸辺満とその姉(秋葉綾子)を演じる小池栄子とのバトルが軽妙でくすっと笑ってしまう。

ああいえばこういう満のヘリクツにはイライラさせられる一方で、なぜか妙に納得させられる部分もある。

不登校の小池栄子の娘(清原 果耶)の心の闇も垣間見れる。演技派で注目している女優だけに非常に気になる存在。

ヘリクツ男との会話も強気で清々しい。心にわだかまりを持つ二人は同士なのかもしれない。

生田斗真の母親役に原田美枝子、古本屋の店主に西村雅彦、小池栄子の再婚相手に安田顕などベテラン俳優が囲み、今後の展開に期待が高まる。

コメディチックでありながらもニートや不登校など現代が抱える社会問題を取り入れた奥深いドラマかもしれない。

また次回も観たいと思った。