つい先日このブログで臨時休校の影響でPTAはどうなるか疑問を記したばかりだが、知り合いママが懸念していたことが起こりつつある。
近隣の学校で今年度は新役員の選出を行わず、前年度PTAが続投をすることが決定したという。
もちろん、任期満了した役員は強制ではなく、あくまでも協力をお願いするという形ではあるようだが、この状況では断るのも難しい。反強制のような雰囲気ではないだろうか。
ゴールが見えていたPTA役員。あと1年続投となるとかなり陰鬱だろう。
私が役員だった頃、終わりが見えたときはあと少しだと踏ん張ることができたし、任期が終了したその日の夜は一人で祝杯を挙げた。
それがあと1年…
私だったら絶対嫌だ。
それでも気持ちとは裏腹にはっきり断ることができず、周りの反応を見て判断せざるを得ないだろうなとも思う。
私一人だけ「やりません」とは到底言えない。
今、( 臨時休校 PTA ) などで検索すると、多くの学校のHP上で、PTA活動延期、縮小等の記載がみえてくる。
全国の学校でどうするのが得策なのか対応に困っていることだろう。
原点に戻ればPTAとは任意団体。
本来ならやるもやらないのも自由選択のはず。もちろん役員も同等。
ただ、どの学校もほぼ強制的になってしまっているのが現状だろう。
しかし、私自身が役員を経験した上で理解できたのは、PTAという名はどうあれ、保護者による学校運営のお手伝いは必要だなと実感した。
そもそも自分の子どもが通う学校、自分の子供がお世話になっている先生方のお手伝い。
そのほんの少しのことを親が担うのは子供の為であり、かつ、当たり前のことだ、とも感じる。
そしてPTA活動を通してもう一つ見えてきたのは教師たちの大変さ。
子供たちと向き合い、保護者とも向き合い、ときにはモンスターペアレンツとも向き合わなければならない教師たちは本当に本当に疲弊している。
昨今、本当に自分勝手な保護者が多いと実感させられたのも事実。
反面、不必要と思えるPTA活動や理不尽な教師の存在もいることは確か。
このコロナの影響でPTA活動が休止、縮小するとしたら、改めてPTAの役割、強いては存在の意義を見直すいい機会なのかもしれない。