我が子の通う学校もようやく日常を取り戻してきた。
分散登校などを経て、ほぼ通常登校になりつつある。
それに伴い、今まで完全にストップしていたPTAも始動しはじめたようだ。
どうなることやらと思っていたが、例年通り新役員決めがあるという。
本来ならとっくに役員決めも終わり、新しい役員で動き始めているはずのPTA。
保護者会などは行われないため、手紙とメールで応募を募っている。
私はもう役員経験済みのため関係ないが、経験したがうえに何かと気になる動向。
知人が前年度PTA役員、新役員が決まるまで仕方なく今も継続中のため、何かと情報が入る。
今回の募集で意外にもやりたいと手を挙げた人が多く、人気がある役員は応募者の中から抽選をするのだとか。
しかし、人気のない役員は全く応募がなく、そちらは役員未経験者の中から抽選で選ばなくてはならないという。
そんななか、PTAには加入しない、当然役員もやらない、という宣言をする人が例年以上に多く、PTA内部はざわついているらしい。
ここ数年はなにかとメディアでもPTA問題が取り上げられている。
PTAは任意加入という言葉が浸透したせいか、それを武器に堂々と意思表示する人が増えてきたようだ。
まあ、当然といえば当然のこと。
もっともで正当な理由ではあるが、今までは皆が躊躇していた。
納得がいかなくとも今までどおりに波に飲まれてやりすごしてきた。
役員は面倒だけど、反発するのも面倒だから。
しかし、声を上げて行動を起こす人が増えてきている現状。
結局はPTAはやらないと言ったもの勝ち。言えたもの勝ち。
周囲の反応なんかを気にせずに堂々と我が道を貫ける人が勝ち。
私にはそんな勇気もなく、もっともそこまで拒否感もなく、右に倣えで従ってきた。
今さら後悔もしていないし、役員を引き受けたことで得られることも多かった。
だが、やはりPTAも変革の時期なんだ、とも思う。