真夏に持たせる弁当の中身

コロナの影響で学校の夏休みが短縮され、子供の通う学校は例年よりもだいぶ早くに2学期が始まった。

そしてしばらくは給食ではなく弁当持参。

なぜ学校始動ともに給食も始まらないのだろう。

臨時休校で給食がなくなり、学校給食に食材を提供している農家や業者が困難な状況に陥ったと聞くが、それならば給食も早く開始すればいいのではないのか。

給食を提供できなくなった業者も給食を作る調理の方たちも助かるのでは、と思うのだがそうもいかないのだろうか。

このあたりの融通の利かなさはなんなのだろう。

それにより、毎日弁当を作らなくてはならない保護者の負担もなくなると思うのだけど。

毎朝弁当を作る大変さよりも、この暑さの中で弁当を持たせることに不安を抱く。

我が家は学校までの道のりはそこそこ長い。そんな暑さの中で弁当を持ち歩き、教室でお昼まで保管する。

内側にアルミが付いた保冷効果のあるランチバックを購入し、その中に保冷剤を4~5個も入れる。そして少しでも変な味がしたら食べたらだめだよ、とも伝える。

学校ではクーラーがついているとはいえ、それでも毎日暑いという。

コロナ対策もあり、教室の扉や窓は常時開けっ放しだというから無理もない。

コロナ対策と熱中症対策。それに加え、食中毒対策も付け加えないと子供たちの安全を守れない。

何を優先すべきか難しいところだろうが、全て子供の安全と健康、そして命にかかわること。

学校も先生方も重々承知の上だとは思うし、日々尽力してくれているとは理解するが、それでも子供の声を聞くと、充分とは思えない対策に不安が募るばかり。

それでもクーラーがない学校もまだまだ多いため、我が子たちはまだ恵まれているほうなのかもしれない。

こんな暑さの時は弁当を手作りするよりも冷凍食品の方が安全とも聞く。

今は自然解凍できる弁当用の冷凍食品がスーパーでも多く揃っていて、値段もそう高くもない。

そして保冷剤変わりにもなるというからこんな便利なものはない。

しかも子供もそれを美味しいというなら、なおさらもう手作りは必要ない。

早朝の面倒な弁当作りから解放されるならもう使わない理由は私にはない。

弁当はこの先ずっと続くわけではない。給食が始まるまでのほんの数日の間、だからもう冷食中心でいいよね、と開き直っている。