実家帰省。
実家は最寄り駅まで遠く、駅までバスに乗る。
実家での用事が済み、さて帰ろうとバス停まで歩いていた。
ふと振り返るともうバスがそこまで迫っている。
時刻表を確認し余裕をもって出発したはずなのだが見間違えたのだろうか。
とにかく乗り遅れまいと走り出した。
しかし足が上がらない。思い通りに走れない。全く早く走れない。
おかしい。こんなはずじゃないのに。
とにかく必死に足を動かし、なんとかバスに乗り込めた。
老い。そして完全なる運動不足。筋力が落ちているのを実感。
全く運動してないから当たり前のことなのだが、漠然とまだ自分は大丈夫だと思っていた。
思い浮かべるのは父の姿。徐々に寝たきりになり歩くのもやっとの姿。
筋力が衰えるというのはそういうことなのだ。
父の様になるまい。我が子に迷惑はかけられない。
運動しよう、筋トレしよう、と本気で誓った。