日本テレビZIP!で伊藤健太郎さんが担当する映画のコーナーでアン・ハサウェイ主演の「プラダを着た悪魔」が紹介されていた。
私もこの映画が大好きでDVDも購入、もう何度も観ているし、つい最近も観たばかり。
この映画は、ジャーナリストを目指すアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)が勘違いからファッション雑誌『ランウェイ』の編集部へと就職。
悪魔と呼ばれる上司ミランダ(メリル・ストリープ)の下、理不尽な要求に耐えながらも奮闘するストーリー。
ファションには全く興味なしの冴えない女の子が徐々に洗練された女性に変化するところも見もの。
なんといってもアン・ハサウェイが超絶に魅力的。表情豊かに演じる姿に終始引き付けられる。
笑顔も素敵だが、理不尽な要求に困惑する表情や落ち込む姿、耐えきれず涙する姿、どれもチャーミング。
そして、主演のアン・ハサウェイを上回る存在感、悪魔の上司を演じるメリル・ストリープは秀逸。
真意が読み取れない氷の様な表情は迫力満点。冷酷非道なふるまいは憎たらしいが滑稽。
二人のやりとりが面白い。
そして個人的にはずせないのはミランダの第一アシスタントであり、アンドレアの先輩にあたるエミリー・チャールトン(エミリー・ブラント)。
プライドが高く、なにかとアンドレアに敵意剥きだしだが、徐々にアンドレアの仕事ぶりを評価し、認めていく。
急に仕事を辞めてしまったアンドレアからの電話に、涙をこらえながらも最後まで憎まれ口をたたく彼女の姿は数ある名シーンの中でもとても好きな場面。
終盤、人知れず見せるミランダの笑顔は、悪魔ではなく、天使のほほえみだと思うのは、私だけではないはずだ。