子供の塾の入会手続きに行ってきた。
数種類の書類へ記入する必要があり、先生の説明を聞きながらひとつひとつ書き込んでいく。
明るく、煌々としたライトの下、まだ生徒たちがいないシーンとした教室で、ペンの音が鳴り響く。
そこではっと気づく。
指毛、やばい…
私は元々毛深く、指や手の甲にもムダ毛が目立つ。足の指も同様だ。
細目に手入れをしないとヤバいことになる。
そう、ヤバいことになっていた。
気付いたとたんに恥ずかしくなる。
先生はそこまで見てないだろうと思いながら、書類を書いていると、動揺したせいか、記入欄を間違えてしまう。
アッと思ったとたんに、そのままで大丈夫ですよ~、と先生に声をかけられた。
ずっと手元をみていたらしい。
当然、この指毛もみられてるよね。
そこそこ年齢はいっているようだが、髪もお肌も手入れが行き届いたキレイで上品な先生。とても美意識高そうな女性。
きっと「指毛すごいな」と思っているに違いない。
帰宅後に慌てて処理をした。
憎っき、指毛。
それでなくても血管が浮き出て老いが目立つ手の甲。
そのうえこの時期は乾燥してカサカサ。ハンドクリームも塗り忘れている。
せめてこの指毛をちゃんと処理していればまだマシなのに。
いまさらながら永久脱毛したいと考える。
でも50歳を手前にしていまから永久脱毛って…
若い頃にやるのならまだしも、この年齢からやるのはなんだか損な気分。