寒さが厳しい日はこたつのあたたかさが身に染みる。
日中はほかの暖房器具に頼ることなくこたつだけで十分なので、暖房費節約にもなっている。
いつも仕事は作業用の机で行うが、冬は足元の冷えに耐えられず、ノートパソコンを移動してこたつで仕事する。
心地よいあたたかさと目を酷使するパソコン画面。
眠くならないわけがない。
通常なら1時間で終わる作業でも、眠気と闘いながら倍の時間をかけて作業することもある。
眠気覚ましに歩いてみたり、コーヒーを飲んでみたり、ストレッチをしてみたりもするが、結局、眠気に負けてタイマー10分をかけて少しだけ寝たりする。
そんなこんなで冬の時期の仕事はなかなかはかどらない。
そしてまた、仕事だけではなく、家事をする意欲も奪わっていく。
朝、こたつに入る前に、洗濯や掃除は済ませてしまうが、買い物へ行く気がしない。
さらに食事の支度も面倒でたまらない。
寒い外へなんて出たくない。もうこたつから出たくない。
夜もずっとこたつで仕事。
終わるとそのままこたつで胸まで入り全身をあたためる。
そのまま寝てしまいたいのをこらえて、しょうがなく冷たい布団へ向かう。
ただですら引きこもりがちの生活の中で、さらにこたつの中で籠りがちになっている毎日。
こたつは人をダメにする。
でもやめられない。