実母からまた届い荷物。
親戚からわが子へ預かったお年玉があるからそのうち送るねと言われていたのがようやく届いた。
お年玉だけではないのがすぐわかる大きなダンボール。開けてみると、想像通りの品々であふれていた。
母の自慢のハンドメイド品がわんさか。
以前に何度ももらった同型のポーチや大小様々なトートバック、大きなクッションまで入っている。相変わらずの野暮ったい品々ばかり。
そのうえ、どこかでもらった景品なのだろう、「参加賞」と書かれた箱に入ったタッパーや手書きの値段が貼られたハンカチ、母ではない誰かが作ったであろうビーズのアクセサリー。そして着古した子ども服。
母は自分の作品をフリーマーケットで販売することもあり、そういったフリマでほかの出店者が売っている商品をみて「この値段はお買い得だ」とすぐ買ってしまう。
さらに自分と同じようにハンドメイド品を販売している店の店主と仲良くなり、お情けで買うことも多い。売れ残ってたから買ってあげたわ、と。
そうして結局自分の手に余った商品は私の元へ送られる。自分が使う当てがなければ買わなければいいのに。安物買いの銭失いとはまさに母にぴったりの言葉。
お年玉さえ送ってくれればありがたいのに。ついでとばかりにいろんなものを送ってこないでほしい。
これらの絶対使わないハンドメイド品をどうするか、頭を悩ませている。