先日行った懇談会で久しぶりにあったママ。
上の子が高校受験で、ここらでは有名なトップ校を目指していたことはそれとなく聞いていた。
もちろん受験どうだった?などは聞けるわけもなく、あたりさわりのない話をしていたのだが、しばらくして彼女の方から高校の話をしてきた。
ということは、志望校に受かったのだろうと思った。その話題に触れてほしくないのならわざわざその高校の名前を出してこないだろうと思ったからだ。
あんなトップ校に受かるなんて誇らしいことだし、ぜひおめでとうと言いたい。
だから、○○高校?と聞くと、「ダメだったの、落ちちゃったの、今私立に行ってるんだ」との返答。
「そうだったんだ」としか言えなかった私。なんといえばよかったのだろう。
聞くんじゃなかった…。と後悔したがもう遅い。触れてはいけないことに触れてしまった。
彼女はその後も気にする素振りはみせずに、今行っている高校の話や下の子の話などを穏やかに話してくれたが、彼女の気持ちを思うと自分がゆるせない。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
なぜわざわざその高校の名前を出してきたのからはわからないが、やはり受験の話はタブーだ。
この先訪れる我が子の受験のことを思うと決して他人事ではない。
もしわが子が受験に失敗したとしたら、やっぱり誰にも触れてほしくない。
きっと彼女にしてみれば、(そんなこと普通は聞かないでしょ)と思っていることだろう。
私のことを(なんて嫌なヤツなんだ、デリカシーの無いヤツだ)と思ったんだろうなとこのGW中もそのことが頭の片隅でうずいていた。
彼女が受けたダメージを心配するよりも、自分に対する彼女の印象が変化することが怖かった。
このことをきっかけに避けられてしまうこともありうるのかも…
結局は自分のことを心配している私。
ああ、やっぱり私は嫌なヤツだ。