コロナによる臨時休校、そして外出自粛。そんななか、「赤ちゃんポスト」を運営する熊本の病院に全国から中高生の妊娠相談が増加しているという。
なんということだ。
自宅に子供をひとり留守番させて仕事に行かないといけない母親たちも多いことだろう。
小学生、特に低学年となれば当然心配。
しかし、学童等も閉鎖され致し方ない状況、どんなに心配でも留守番させないとならない人もいる。
その反面、もう一人でほおっておいても大丈夫な中高生たち。
しかしその安心があらぬ方向で裏目にでてしまったようだ。
家にたった一人でいることをいいことに、スマホで連絡をとりあい、彼氏を家に招きいれたり、彼氏の家に行ってしまったり、あるいは秘密裏にどこかで落ちあうのだろうか。
親も介入が難しくなる年頃。ましてや親の居ぬまの行動は制止できない。
学校に行くことができずに不安が募るばかりの日常、一人で過ごす寂しい日々。
そんな毎日が続けば、友達や彼氏と連絡を取り合いたい気持ちはとてもわかる。
だが、結果として性行為におよび、知識の乏しさゆえに望まない妊娠をしてしまう。
これは中高生の彼女、彼らに責任はあるのだろうか、それとも親の監督責任なのか、はたまたコロナ禍が生み出しだ悲劇なのだろうか。
結果はどうあれ、悩んで相談できる子はまだいい。
誰にも相談できずに一人で悩み苦しんでいる子たちも少なくないだろう。
親や家族に言えないのなら、そういった相談センターが数多くあるはず。
こういう時こそ、ネットの力を駆使していち早く相談してほしい。
どうにかなる。声をあげればなんとかなる。