在宅ワーク 外で働きたいと考えるとき

在宅で仕事をするようになって10年以上。

その間、在宅ワーカー仲間の手伝いで一週間位通勤したことはあるが、それ以外は外勤の経験はなくずっと在宅仕事。

言うまでもなく在宅で仕事をするメリットは数知れない。

無駄な通勤時間がない、通勤がないため化粧や洋服にお金がかからない、自由な時間に仕事ができる、子供の急な休みにも慌てない、学校行事はほぼ参加できる・・・

しかしデメリットもある。

外勤に比べて報酬単価が安い、仕事の安定性がない、運動不足、家に引きこもりがち。

私は家にいるのが好きなため、在宅ワーカーのメリットを十分に感じているのだが、それでも外で働きたいと発作のように考えることがある。

実際、ネットで求人情報をみたり、新聞広告に紛れている求人のチラシを見たりする。

求人をみるのもなかなか楽しい。

ネットで探してみるとこんなところでも募集している、こんな仕事があるんだ、これなら通える、などと想像が膨らむ。

週2回の勤務、昼間の数時間なら今の在宅仕事と併用できるし、子供の帰宅にも間に合う、など具体的に想定してみたりもする。

しかし、いざ働くようになったら、当たり前だが新しい仕事を一から覚えなくてはならない、決まった時間に家を出ないとならない、子供が休みの時にはどうするのか、など考え始めると不安と焦りばかりが募る。

そしてなによりも思うことは、その職場のすでに出来上がっているコミュニティの中に入らないとならない。

その勇気が持てない。

想像すると面倒くさくてたまらない。

やっぱり、結局は在宅仕事が一番なのだと原点に戻る。

猛暑の夏や寒さが厳しい真冬、嵐のような大雨の日などは通勤がなくてありがたいと思う。

そして、おなかの調子が悪くてトイレから出られなかった今日、やっぱり在宅仕事でよかったと心底実感した。