キャッシュレス時代の到来。
2020年のオリンピックを目指して、国が総力を挙げて取り組んでいるこのキャッシュレスビジョン。
私の周辺のお店でもキャッシュレス決済が急激に増えていると感じている。
スーパーやコンビにはもちろん、こんな小さなお店でも?と思うほど。
私は、数年前から現金払いではなく、クレジットカード決済をメインにしている。
時代を先取りしていたわけではなく、一言でいえば家計の管理が楽であるから。
毎月、詳細な明細が届くとともに、カードポイントもたまる。
食費や雑費、新聞代やスマホ料金、公共料金に至るまで可能なものはほぼカード払いにしている。
分割払いやリボ払いをしなければなんの損もしない。
使い方さえ間違わなければ、得しかないと思っている
しかし、ここにきて大きな誤算があった。
いつもカード払いのため、財布の中身をあまり気にすることがない。
出かける前に確認して、現金を入れておく習慣が全くなくなった。
しかし、まだまだ全てのお店がカード払いが可能とは限らない。
先日、子供に頼まれていたものを買うために百均のお店にいった。
お目当ての商品を早々と見つけ、あとはぶらっとお店全体を見て回る。
百均は楽しい。来るたびに新しい商品や季節の商品がそろい、見ていて飽きない。
だいぶ長い時間をかけて様々な商品を見て回り、結局子供に頼まれたものだけを手に取り、レジへ向かう。
レジにカード払い不可の掲示があるのを見てはっとした。
元々数百円なら現金払いをする予定ではあったが、お財布をみると現金が入っていない。
いつもカード払いとはいえ、最低でも千円位は入っているのだが、その日はなんと32円しか入っていなかった。
そういえば、自治会費の集金や習い事の集金などで財布から現金を取り出したことを思い出した。
小銭も必要で、財布から小銭もほぼ出した記憶もよみがえる。
やってしまった。
100円のものすら買えないなんて。
なんだかみじめだった。
車でわざわざ行ったのに何も買わずに帰宅する。
現金を財布にいれ、再度百均へ向かう。
いつもより倍の時間と倍のガソリン代をかけ、108円の商品を購入した。
高い買い物になってしまった。
これからは出かける前に財布のチェックは必須だ。