無印良品の店頭に必ずと言っていいほど並んでいる「体にフィットするソファ」。
休日にはそのソファに子供がだらーんと座ってくつろいでいる姿をみかける。
家にあるにもかかわらず、我が子もみれば必ず座る。
そのソファは、無印良品の中でも人気の定番商品であることには間違いないだろう。
そんな人気のソファだが、長い間使っていると購入時の面影はなくなり、かなり座り心地も悪くなる。
我が家のリビングに鎮座するそのソファは、購入してから約16年経過する年季もの。
数年前、ヘタレ具合が限界を超え、どうにもこうにもならなくなったため、もう捨てようと考えていた。
しかし、捨てるにしてもはたして何のゴミとして捨てるのだろう、と調べていたとき、ソファを再生する方法などがネットに上がっていたため、捨てる前に一度試してみようと思った。
方法としては、まずはカバーを変えてみること。
カバーの布地は一部ストレッチ素材を使用しているため、そのストレッチ部分が伸び切ってしまい形が崩れる原因となる。
無印良品で新しいカバーを購入してカバーを交換してみた。
以前よりは少しマシにはなったが相変わらずへたれていて座り心地も悪い。
不満足。
次の方法は、中にビーズを補充するというもの。
同じ素材のビーズをネットで購入し補充。
しかしこれが本当に本当に大変だった。
元々補充するための作りにはなっていないため、まずはカバーを外した後、ビーズが入っている布の一部を少しだけカットする。
そこにラップの芯などを利用して少しずつビーズを補充していく。
しかし、静電気が発生し、なかなかビーズが入っていかない。
夫と二人ががりで何時間かかっただろうか。
ビーズも飛び散り、洋服にもつき、後始末も本当に大変だった。
もちろん、ビーズ補充後は、ビーズを入れた布の入り口を縫う作業も待っている。
新しいカバーとビーズの補充によってほんの少し再生しただろうか。
しかし、やはり元のようにはならず、そしてその労力を考えるととても満足できる仕上がりではない。
あきらめてしばらくそのままの状態だったが、ある日イオンで同じようなビーズクッションを発見。
小さいサイズのビーズクッションをみつけ、これだと思った。
小さいサイズのカバーに押し込めばいいのではないかと思い、そのままイオンでカバーを購入。
無印良品でいえば、65センチの大きいサイズの中身を45センチのカバーに入れる感じになる。
たしか、1700円位。本家のものより安い。失敗しても諦められる金額。
ギュウギュウだったが何とか入った。いい感じ。
ちょっと硬く感じるがそのうちなじむだろう。 長い道のりだったが大満足。