ワイシャツの襟が赤く染まるナゾ。その原因は!?

子どもが幼稚園に通っていた頃、制服のワイシャツの襟元がひどく汚れるため、たまに漂白剤をつけることがあった。

色物にも使えるハイターを襟や袖口のほか、汚れが目立つ部分に塗布してそのまま洗濯機へ投入。

いざ干す時にワイシャツを広げると襟や袖など部分的に赤く染まっている箇所がある。

幼稚園でクレヨンか絵具が付いたんだろうと考え、たいして気にせずに赤い部分を固形せっけんでよく洗い、再度洗濯機で洗って干した。

しかし、数日後に同じ現象。

またかと思い、子供に聞くとその日幼稚園ではクレヨンも絵具も使っていないという。

その後も同じことがあり、疑問に思って調べてみると意外なことが判明した。

原因はなんと日焼け止めだった。

顔や首につけた日焼け止めが布地につき、そこに塗布された漂白剤との反応で赤くなるという。

考えてもみなかったことで驚きだった。

日焼けしやすく夏は真っ黒になる我が子を案じ、顔から首にかけてと腕に日焼け止めをたっぷり塗るのが毎朝の日課だった。

当然、ワイシャツの襟や袖口にも付いたのだろう。

対処方法は、赤く染まってしまった箇所を洗剤でよく洗い、付着している日焼け止めを落とせば、赤色もキレイに落ちる。

なかなか落ちない場合は、顔と同様にメイク用のクレンジング剤を使うとよい。

鮮やかな赤色に最初は少々驚くが、割と簡単に落ちるのでまず安心。

考えてみれば、子供とはいえ、クレヨンや絵の具が襟元につくのも不自然なことだが、その時はなんの疑問も持たずにそう考えていた私もなんて呑気だったのだろう。

幼稚園を卒業し、ワイシャツを着る機会がなくなったため、襟元を洗う手間がなくなった。

楽にはなったが子供の成長に少しさみしさも覚える。