ママ友の旦那

ママ友の旦那さん。

コロナ禍の影響でリモートワークになった旦那さんは家のことはなにもしないらしい。

通勤時間がゼロになり、通勤していたころよりは明らかに時間の余裕はあるはずなのに、朝のごみ捨てを頼んても子供の習い事の送迎を頼んでも断固拒否。

家にいても仕事をしているんだ、好きでリモートワークになったわけではない、仕事で疲れている、と言いわけばかり。

ママ友だって朝から一日中パート勤めで平日はほぼ毎日出勤している。

日中ママ友が不在中、旦那さんはもちろん自炊するはずもなく、昼食はほぼ毎日テイクアウトかデリバリー。

彼女が帰宅後はキッチンにはその容器がそのまま置いてあるらしい。ゴミ箱に捨てるだけなのにそれすらもやろうとしないのだとか。

仕事が終わるとリビングのテレビを陣取り、ずっと自分の好きなテレビやDVDの鑑賞。

彼女がみたいテレビは一切みられない。彼女だって仕事と家事の後にゆっくりとくつろぎたいのにそれもできない。

彼女のストレスは溜まる一方なのだ。

まあ、ここまでならどこの家庭でもあるあるなのかもしれない。家事ができない、子供の面倒はみない、という旦那さんの話は案外よく聞く。

しかし、驚いたのは彼女のパートの給料のゆくえ。なんと全てご主人に渡しているという。

家計の管理は結婚してからずっと旦那。彼女は生活費のみをもらい、やりくりしてそこから自分の美容院代やランチ代を捻出しているという。

お金の管理が下手だと自覚している彼女は、そのやり方は納得しているというものの、もう少し自由に使えるお金が欲しいというつぶやきは矛盾している。

それ以上に驚いたのは、彼女にもっともっと働いてほしいと望むらしい。

私からみれば十分すぎるほど働いている。

自分は家事や子育てに手を貸さず、家計の管理を牛耳り、さらにもっと働けという。

まあ、いろんな家庭がある。いろんな夫婦の在り方がある。

他人の家庭をとやかく言うのもなんだが、私だったら従わない。それどころかきっと反乱を起こすにちがいない。離婚すらも考える。

私からみたらそのママ友の旦那は相当な極悪旦那だ。

この先、いつか彼女が壊れてしまうのではないかと心配だ。