お孫さんにどうぞ  迷惑なおさがり

年始の実家帰省時、母が次から次へと古びた洋服を差し出してきた。

これどう?これはまだまだ着られるんじゃない?これいいブランドらしいよ…

全て、母の友人たちがお孫さんにどうぞと持ってきたものだという。

その母の友人の孫たちが着なくなった洋服や小物。ノートやえんぴつまでもがある。

昔流行ったキャラクターがついたもの、少しだがシミや汚れがあるもの、中には全く着なかったという新品同様のものや、買った時のまま袋に入った下着類もあった。

どれも我が子の好みではないし、サイズアウトのものも多い。ましてやシミや汚れがついているものなど絶対に着せたくないものばかり。

当の本人がはっきり「着ないからいらない」と断言したため、母もあきらめたが、その後に、ならあなたどう?と私に聞いてきた。

サイズが大きいモノなら私にも着れるからと…。

呆れた私は、もうこういうものは断った方がいいんじゃない?今は新品でも安く買える店が多いから、お古はいらないよと伝えると、あきらかにムッとした表情をされた。

以前にも書いたが、母はハンドメイド好き。作ったものをフリーマーケットに出店していた時期もあった。

迷惑なハンドメイド品
実母からたびたび送られてくるハンドメイドの品々。ポーチやスカーフ、手提げバックやクッションなど様々。母...

そのため、それならと母の友人たちは、使わなくなった布地に加え、これもフリーマーケットに出してみればと、まだまだキレイで使える品々を持ってきてくれていた。

年を重ねるにつれて、フリーマーケットへの出店が面倒になり、徐々に出店の回数が減ってきたところにこのコロナ禍。フリーマーケット自体が開催されなくなった。

それでも、母の友人たちは、遊びに来るたびに何かしら持ってくるという。

今度は、お孫さんにどうぞ、という名目で。

そんなこんなで、最初こそは親切心で持ってきてくれたのだろうが、そのうち、かなりの粗悪品まで混ざるようになり、今に至る。

なんでも断らずにもらい受ける母は、私からみれば、友人たちにうまく利用されているとしか思えない。

ただですら、片付けが苦手なのだから、これ以上物を増やすのだけは阻止したいのに。

友人が多い母。高齢になっても楽しく過ごせる友人が多いのはいいことなのかもしれないが、その友人の数だけ、不用品が増えているような気がする。