コロナのため、2年間一度も帰省していなかったが、少し落ち着き始めた今のタイミングと思い、帰省してきた。
いつもなら最低でも1泊、都合がつけば2泊はするのだが、今回は日帰りで短時間滞在の弾丸帰省。
コロナを理由に仕方なく日帰りにしたのだが、今回の日帰り帰省を経験し、これからもこれで充分だと思い知った。
両親の近況を確認し、会話を交わし、そして子供にお年玉をもらう。これで充分。
子供が大きくなった今、やることがないと言って子供はすぐ飽きてしまうし、両親も子供の相手は疲れるという。
こちらの家族のために、前もって布団を干したり、過ごす間の食事の準備なども面倒になっている様子。
お互いにとって日帰り帰省がベストになってきたようだ。
それに、年々落ち着いて長居できる場所ではなくなっている。
そう、実家は汚部屋なのだ。そして今回は以前にも増してかなり荒れ果てていた。
元々、母は掃除や整理整頓が苦手で、昔から部屋が片付いていることなんてほぼなかった。
そのうえ、物が多く、捨てられない性格。老いるにつれてますますその傾向が加速している。
帰省したときにいつも過ごしていた部屋は、今は両親の寝室となり、布団が引きっぱなし。
土地の広い田舎の家のため、家自体が大きく、部屋数も多いのだが、どの部屋も物であふれて物置状態。
唯一まともに過ごせる場所は、以前は客間として使っていた部屋だけになっていた。
なぜ二人しかいない家なのにあんなにも物であふれてしまうのだろう。
このたった2年間でこんな状態になってしまうなんて、この先どうなってしまうのだろうか。
この先、いずれやってくる両親の死後、あの家を片付けないとならないこっちの身にもなってほしい。