コロナの影響で不要不急の外出自粛要請中だが、先日ボサボサ頭に耐えられずついに美容院に行った。
カラーリングの待ち時間、隣の席のお客さんと美容師さんとの会話が聞こえてきた。
カットをしてもらっている年配女性はどうやら自営業のようで、今回のコロナの影響で仕事は休業中、担当の美容師さんの方も、感染が広がれば今後お店の休業もやむを得ない、と不安を口にしていた。
その美容院はご夫婦+スタッフでやっている美容院。
同じ職業、同じ職場なだけに店を休業するとなると収入が一気に途絶えてしまうという。
それなりに貯蓄はあるにせよ、この状況がいつまで続くかわらないため不安は尽きないと話していた。
テレワークができる職種はいい、美容師なんて絶対無理だから、とも語っていた。
もっともな話。
もし美容師以外で何かやるとしたら今の時代はやっぱりYouTubeかな、なんて笑いながら話していた。
動画を通して自宅でできるカットやセットの方法を教えることならできるかも、という話題で盛り上がっていた。
本当に切実な話しだ。
不要不急の外出自粛となると、真っ先に打撃を受けるのは観光やレジャー、そして美容などのサービス業。
今の状況を考えるとたしかに主となる仕事以外に副業は必要な時代なのかもしれない。
しかし、たとえこのコロナの影響がなくとも、大手企業勤務でさえも安心できる時代ではなくなった。
どんな大企業でも倒産も起こりえるし、病気やパワハラ、セクハラ、マタハラなど人間関係がもたらす心の不調による休職や退職も多い現代。
そして昨年、経団連会長やトヨタ自動車社長が「終身雇用が維持できない段階だ」という発言。
多くの企業が副業を許可するようになったのもそんな時代の流れであり、働き方改革の1つであろう。
先の未来は予測がつかない。何が起こるかわからない。
ひとつがダメならほかのもうひとつ。
そうやって保険をかけておくことが安心につながるのかもしれない。
そして今回のコロナの影響を考えるならば、副業のひとつは在宅でできる仕事ということになるのだろう。
これからますます在宅ワークの需要が高まっていくに違いない。
私自身も在宅ワーク。今は全く影響がないからと安心してはいられない。
この先、在宅ワーカーが増えれば仕事が減っていく可能性が十分にある。
仕事を発注する側も、より優秀な人材を求めて吟味していくことになるだろうから。
今の現状に甘んじず、知識を深めて新しい選択肢を探さないといけない。
そう感じている。