パート先で褒められた

パート先で仕事が早いと褒められた。

そんな自覚はまったくなく、仕事をこなすだけで精いっぱい。

まだまだ時間内で終わらずにオーバーすることも多々あるのに。

お世辞かもしれない。雇い主側の気遣いの言葉かもしれない。

常に人手不足。この先もずっと仕事を辞めずに続けて欲しいために鼓舞しているのかもしれない。

そうだとしても褒められるのはちょっとうれしい。

この年齢で初めてパートに出て、キツイ言葉を投げかけられたらきっと耐え難いと思う。

仕事の雰囲気には慣れてきた。今のところ嫌な人もいない。嫌な思いはしていない。

それでもパートがある日の前夜は、明日仕事イヤだな、面倒だな、と思ってしまう。

これまでずっとのんびりと自宅で仕事をしてきた。

部屋着のまま、ノーメイク、そして通勤時間ゼロで仕事を始められた。

時間に縛られることなく、自分のペースで自由にやれた。

しかし、当たり前だがパートは時間が決まっている。

メイクして、着替えをして、決まった時間に家を出なくてはならない。

そして、さらにそれに合わせて子どものことや家事もこなさなくてはならない。

面倒だ。面倒で仕方がないのだ。

今までいかにぬるま湯に浸かった生活をしてきたかを痛感している。

パートがあった日は疲労感でいっぱい。すぐにでも寝てしまいたいのを堪えて家事と在宅ワークをこなす。

やっぱりWワークはキツイ。体がキツイ。

もう少し続ければ体も慣れていくのだろうか…。

慣れる気が全くしない。