スーパーで買い物を終えて車に乗り込んだ。
出発しようとしたところ、近くに止まっていた車が先に動きだしたため、しばし待機。
すると、その車は止めていた場所からスムーズに出られずに何度も何度も切り替えしている。
難しい位置でもなく、出づらい場所でもない。車は大型車ではなく普通車。
よくみるとサイドには派手な傷がつき、フロント部分は凹んでいる。そして高齢者マークをつけていた。運転手をみると遠目からでもわかる白髪の高齢女性。
怖い。怖すぎる。
決して難しくない運転操作をスムーズにできない時点で車を運転する資格はないだろう。
高齢者が運転する事故が増えた。何の落ち度もない人たちの命を奪った痛ましい事故もあった。
この人は大丈夫だろうか。
あの車体の傷をみると、もう大丈夫ではないと思う。報じられたニュースにように、痛ましい事故を引き起こしてしまう可能性は大。
今、この瞬間、操作ミスでこちらに突っ込んでくる可能性も十分あり得る。
あの人の家族は止めないのだろうか。いや、一人暮らしの高齢者かもしれない。誰も止める人がいないのかもしれない。
自分はもう運転をやめるべきなのだと自己判断ができないことの恐ろしさ。
こちらの地域は買い物に困るほどの田舎ではなく、あちこちにスーパーはある。ネット配達はもちろん、買い物をした後に重たい荷物を運んでくれるサービスがあるスーパーも多い。
車に頼らなくても十分暮らしやすい地域だ。それなのに。
もう、いっそのことあのまま操作ミスで、誰も巻き込まない自爆事故を起こし、運転をやめざるを得ない状況になればいい、とさえ願ってしまう。
そんなことを口に出してはいけないことは百も承知だが、そうでもしないと止められない気がする。
過去の事故を思うと、遺族の悲しみ、苦しみを想像すると、そう思わざるを得ない。