外出自粛で我慢を強いられているがみな頑張っている。GW中もそれは同じだと思っていた。
けれど近隣住民はなんのその。
お向かいの家は朝早くからエンジンかけっぱなしで耳障りな車の音。
しびれを切らしベランダからみると、彼氏が車で迎えに来ていた。これからデートだろう。
週末によく見かけるこの光景は、いつもならほほえましいが今は外出自粛中。
メジャーなデートスポットはどこもやっていないはずだけど、はたしてどこに向かうのやら。
隣家の駐車場にはぎゅうぎゅうに4台の車がとまり、止めてある車には他県ナンバーもある。
そして朝から一日中賑やかな声が響いている。息子・娘たちが孫を連れての帰省中のようだ。
そして、周辺の道路には暇を持て余した子どもたちが朝から夕方までマスク無しで元気に走り回る。
追いかけっこにボール遊び、キックボートや自転車競走…。
挙句の果てにはママやパパまでもが加わりサッカーやキャッチボールまで。
今はコロナで外出自粛要請中。
レジャーや旅行は控えているのだろうが、それ以外は変わらぬ光景。
いや、いつも以上に人がいるように思える。
賑やかな声が聞こえようと、道路で子どもが遊んでいようと普段なら全く気にならない近隣のざわめき。
でも今は憎しみすら覚えてしまう。
日々の感染者数が減るどころが増えているのはこういうことなのではないか。
我が家は今回のGWは毎年恒例の実家帰省もやめた。
スーパーへの買い物だって家族は連れずに一人で行く。
運動不足のための散歩もマスクはかかせない。
真面目に自粛しているのが馬鹿らしくなる。つくづく自粛生活が嫌になる。
それ以上に、暇を持て余し、近隣住民の行動が気になって仕方がない自分もほとほと嫌になる。