毎年訪れる母の日。
我が家では毎年、実母、義母のどちらにも花を贈る。
遠方の私の母には、少し早いがGWに帰省するときに、花やスイーツを買って渡す。
残念なことに、義母の家には車で30分程で行くことができてしまう。
しょうがなく義母へは近隣の花屋で花束を選び、ケーキなどと一緒に義母宅へ届ける。
どちらの母も花が好きなため、とても喜んでくれる。
実母はいいとして、義母への贈り物は気を遣うし、正直行きたくない。
義母は料理を用意し、孫に会えるのを楽しみに待っている。
贈り物だけ渡してさっさと帰りたいのが本音。
そういうわけにもいかないのは重々承知だが。
ここ最近では、高齢のせいか、大人数の食事の支度が面倒になったようで、お寿司でも買ってきてと言われるようになり、行く途中でお寿司やお惣菜を買い込んで訪れることが増えた。
お金を払おうとする義母から夫はお金をもらおうとしない。
「こんなのたいしたことないから」と。
ちゃんともらえよ、いいカッコするんじゃねぇ、と心の中で思いっきり毒づく。
我が家の食費の何日分だろ。
私の意見も聞かずに勝手にふるまう夫に腹が立つ。
まあ、自分の小遣いから出しているので文句も言えないのだが、我が家のイベントごとにはやたらケチくさいのに。
実家ばかりにいいカッコしやがって。
しかし、今年は外出自粛真っ只中。
車だし行くには問題ないんじゃないかという夫に、ダメだよと冷たく言い放ち、あっさりと今年は中止となった。
幸い、義母も今年は来ない方がいいという意見。
遠方の私の実家にも当然帰省はできない。
結局、今年はどちらの母にもネットで選んで花を贈る手配をした。
母の日は毎年これでいい。これがいい。
