夏真っ盛り。
この猛暑で子どもたちは随分と食欲が落ちている。
いつもの量で食事を並べると残すことが多くなった。
主食の米は食べずにおかずだけだったり、そのおかずすらも残すことがしばしば。
するっと食べられそうな、そうめんやざるそばなどにしたときも、だいぶ余らせてしまうことも多いため、茹でる分量にとても困る。
元々は好き嫌いもせずしっかり食べる方だが、さすがにこの猛暑では食べる気力も持っていかれるらしい。
おなかがすくとゼリーやヨーグルト、アイスなどのど越しの良いものをちょこちょこ食べている。
夏の定番ゼリーの詰め合わせセットの頂き物が重なり、こんなにもらってどうしようと思っていたが、心配をよそにあっという間に消費してしまった。
そんな子供たちと違って私は全く食欲が落ちていない。
夕食は控えるようにしているものの、子供たちが残すおかずがもったいなくて結局残り物を食べてしまう。
自分の分のおかずは減らしていても、これでは全く意味がない。
子供たちの分を最初から減らせばいいのだが、その日の体調やおかずの種類によっては食が進むこともあるため、そうもいかない。
残ったら捨てる、なんてことはもったいなくてできない。
夏バテしている子供たちがかわいそうに思う反面、私にも夏バテがこないものだろうかと羨む。
きっと滅多に外に出ないから私は夏バテはしないのだろう。
クーラーが効いた涼しい部屋で一日中過ごしているからだろう。
だから夏が嫌い、暑いのは大嫌いな私でも夏バテとは無縁のようだ。
食欲がなくて…なんて言ってみたい。
夏バテで自然と食欲が落ちて痩せるなんてなんとも羨ましい。