パート先には必ず嫌な奴がいる

先日のママ友とのランチ会での話題。

私以外はみんなパート勤めをしている。

スーパーでの品出し、介護職、クリニックの受付業務など職種は様々。

ママ友の皆が職場で共通している出来事は、それぞれの職場に必ず嫌な奴がいるということ。

そしてその嫌な奴は、いずれも勤務歴が長い高齢女性で、その人が原因で新人が入ってもやめてしまうことが多いという、そんなエピソードまでもみんなそろって共通していた。

煩わしい高齢女性の存在。

年代特有のイライラなのか、若い子たちへの嫉妬心なのか、はたまた、長年勤めているから偉いという驕りなのか、それとも根っからの性格の悪さなのか。

いずれも、仕事ぶりはどうあれ長く勤めているという事実は、社員さえも咎めることができない厄介な存在なのだろう。

それでもママ友たちは、そんな嫌な奴には屈することなく、そいつの為に仕事を辞めるという選択をすることなく、ここまで頑張ってきた。

今回のようなママ友とのランチ会などでその嫌な奴の話題を皆で笑い合い、ストレスを吹っ飛ばしてきたようだ。

そんな話を聞くたびに、長年在宅ワークで人間関係に悩まされることがない私は、今の環境は恵まれているんだと実感する。

誰とも話すことない日常は自然と独り言も増え、その声も次第に大きくなっていく。

人の目がない分だらけてしまうし、座りっぱなしで痔になりそうだし、通勤がない分運動不足は必至。

おやつ休憩も昼寝も増えて日に日に肥えていくけれど、それでも嫌な奴に嫌味を言われるよりは平和なのだろう。

パート勤めに憧れて少しだけ動き始めた私に、この職場での人間関係という最重要事案がリアルに突き刺さった。

外で働くことに少し前向きだった気持ちが、また後ろ向きに方向転換。

私にはやっぱり無理かもしれない。この年になって嫌な奴と一緒に働いて心を痛めるなんて絶対に避けたい。

やっぱりこのまま在宅ワークがいいのかもしれない、とまた振り出しに戻った。