なかなかとれなかったワクチンの予約がようやくとれた。といっても10月なのでまだまだ先。
自治体の予約専用WEBを一日中立ち上げておき、仕事の合間にちょこちょことチェック。
少しずつワクチンの供給があるのか、それともキャンセルがあったのか、今まで空きがなかった日付の予約枠が予約可能になる時がある。
そういう時を狙って予約をするのだが、一瞬で消えてしまうことがほとんど。
何度も何度も挑戦し、ようやく予約ができた。
しかし同年代のママ友は、やはり今だ予約がとれないと嘆いていた。
だが、彼女の10代の子どもの予約が奇跡的にとれたため、ワクチン接種のため病院に付き添った時のこと。
病院側から注意事項の説明があったあと、看護師さんに「お母さんはもう終わったんでしょ?」と聞かれたそうだ。
まだ予約が取れないと答えると「え?お母さんが先に打たないとダメじゃない」と仕切りに言われてイラっとしたという。
重症化しにくい若者よりも、重症化しやすい40代、50代の人が先に打つべきだという考えはわかる。
しかし、予約が取れなければ仕方がない。たまたま子供が先に予約がとれたからといって、その予約枠を家族に譲れるわけがないし、どうにもならないのだ。
優先でワクチン接種ができ、とっくにワクチン接種を終えた医療従事者の方たちは、おそらく現状の予約争奪戦を知らないのだと感じた。
医療従事者の方々の優先摂取については、当たり前のことであり、否定する気は微塵もない。
医療現場に立つ看護師さんが純粋に心配して発した言葉だとは思うのだが、ワクチン予約に苦労している身としては、なんだかもやっとする発言。
イライラしたママ友の気持ちがわかる気がした。