朝テレビをつけたら流れていた番組「はやく起きた朝は…」
随分と昔に見ていたが、まだ続いていたのかと驚いた。
こんな早い時間にやる番組だったかなと調べてみると、オンエア時間がたびたび変更になり、それと共に番組タイトルも都度変わっているようだった。
出演している3人は以前と変わらず、磯野貴理子さん、森尾由美さん、松居直美さん。
こんなにも長く続いているのは、3人の仲の良さもあるのだろう。
貴理子さんの話が印象深かった。
一人暮らしになり、一人の食事が楽しいという。
好きな時間に好きなものを食べる。
一人だと炊飯器は必要がなく、ご飯は鍋で炊き、それをおひつ替わりの一人用の杉のわっぱの弁当箱に移す。
貴理子さんいわく、杉のわっぱはとても優れていて次の日冷たいまま食べても美味しいという。
それを具沢山の味噌汁、手製の漬物などと一緒に食す。
質素なメニューだが、とても豊かな食事に思えた。
その話をしている貴理子さんの表情も幸せそうだった。
以前は、早口で攻めるように話し、せっかちでキツイ印象だったが、今日みた彼女は穏やかに優しく語り、二人にも気遣いながら問いかける姿が温かかった。
2度の離婚と脳梗塞という大病を乗り越えた彼女。
年齢を重ね、そして辛く悲しい出来事を乗り越えた彼女は、どこか人生を達観したように見えた。
ひとりはさみしいのかもしれないが自由でもある。
自由であるということは、楽しみは無限大。
彼女のようにあたりまえの日常の中に喜びを感じること。
様々な経験を経てこそわかる人生観なのだろう。