最近私に似てきたと言われる我が子。
小さい頃は夫に似ていた。
凹凸がなく特徴もないのっぺり顔の私ではなく、目が大きい夫に似てくれてよかったと心底思ったものだ。
私の親族側は「パパに似てよかったね」と遠慮なく何度となく言ってきた。
さすがに夫側の親族からはそんな冷徹な言葉は聞かれなかったけど、パパに似ているねと言われるたびに少し心がざわついた。
言葉に発しないだけできっと心の中ではパパに似てよかったと思っているのだから。
傷ついたけど、そのとおりだから仕方がないと思っていたし、本当に夫似で良かったと思っていたのも事実だし。
それなのに、成長とともに私に似てきてしまっている。
親子だから仕方がないけど、DNAって怖い。
なんだか罪悪感が募る。
私に似てるなんて前途多難。申し訳ない。
ごめんよ、我が子。