先日ある番組に出演していた近藤サトさんの言葉に心が動いた。
彼女は20代後半からやっていた白髪染めを、40代後半でやめてグレイヘアにした。
それは老化という自然現象に抗うのをやめたのだという。
劣化した、老化した、などのネガティブなことを言われるのは想定内。
結局、人がなんて言おうが自分は自分だから。
そう言い切り、それを貫く姿勢が潔くかっこいいと思った。
とても素敵だと思った。
しかしながら、それでも私はやっぱり同じようにはできない。
今の鏡に映る自分を受け入れられない。そんなはずはないと思いたい。
少しでも若くいたいと願い、白髪染めは必須であり、加えて高価なエイジングケア商品をむさぼっている。
老化を受け入れたくない。抗いたい。
それらがお金で解決できるものならすぐにでも飛びつきたい心情。
若い子にもじっとり嫉妬してしまうし。
これが今の自分。
それこそ、人がなんといおうが、まだまだ若さに執着するのが今の自分。
いつかこの気持ちが和らぐことがあるのだろうか。
ありのままの自分を受け入れられるときがくるのだろうか。
私には永遠に、死ぬまでそんな時が来ない気がしている。