5年程前、クラウドソーシングサイトで募集していた在宅ワークに応募したことがある。
応募してから何日たっても全く返信がなくそのまま時間だけが過ぎ去った。
その当時は、今ほど仕事が安定しておらず、とにかく仕事がしたかった。
そのため、不採用ならばほかの仕事を探す段取りもあるため、採用、不採用の返信は欲しかったのだが、全くなしのつぶて。
まあ、返信がないということは不採用には間違いないだろうが、いい加減だなと思いながらもあきらめるしかなかった。
それが5年程経過した今、その会社からクラウドソーシングサイトを通じて連絡があった。
当時応募した仕事ではないものの、似たような仕事がありますがいかがでしょうか、といった内容。
作業内容的に無理なくできるものではあったものの、魅力を感じる仕事ではなく、そして単価もとても安い。
それに、当時応募したときはまったく返信もなく蔑ろにされたのに今さらなに？という反発心がうずく。
最低限のビジネスマナーがない会社なのだ。そう思うとやろうという気持ちには全くならなかった。
幸い今は仕事は安定している。まだもう少し稼ぎたい気持ちもあるが、なんでもいいわけでもない。
ネット上の口コミなどをみると、どうやらそういったクラウドソーシングサイトの求人では、私のように応募したのになにも返信がなかった、というのは案外多いらしい。
逆に、採用したのに返信がない、仕事が進行している途中で連絡が取れなくなる、などの事例も結構あるようだ。
やはり顔が見えない在宅ワークは、仕事を募集する側も請け負う側も、ルーズになってしまうのだろうか。
在宅ワークであろうと、顔が見えない相手だろうと、仕事は仕事。
最低限のビジネスマナーは守るべきだと思う。
